雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

2026-01-01から1年間の記事一覧

Company Flow『Funcrusher Plus』(1997)|NYアンダーグラウンド・ヒップホップの最深部

出典:YouTube 1990年代後半、ヒップホップはメジャー化と商業化が急速に進み、多くのアーティストがより分かりやすいサウンドへと向かっていました。 そんな流れに対して、真っ向から異議を唱えるように登場したのがCompany Flowの『Funcrusher Plus』です…

福富幸宏『epuality』(2004)|ジャズ、ハウス、ラテンが交差する極上アルバム

出典:YouTube 2000年代の日本におけるクラブミュージックシーンは、ハウスやテクノだけでなく、より洗練された“聴かせる音楽”へと広がりを見せていました。その中で独自の存在感を放っていたのが福富幸宏です。 『epuality』は、そんな彼の美学が凝縮された…

Me First And The Gimme Gimmes『Take A Break』(2003)|パンク×ミュージカルの完成形

出典:YouTube 「あの名曲が、もしも全速力のパンクロックになったら?」 そんな音楽ファンの妄想を、最高に贅沢なメンバーで、最高に真剣に(かつおふざけ全開で)形にし続けているのがMe First And The Gimme Gimmesです。 単なるネタ作品にとどまらず、演…

Boozoo Bajou『Satta』(2001)|深い安らぎへ誘うラウンジ・ダウンテンポの傑作

出典:YouTube 日常の喧騒を忘れ、深いリラクゼーションに浸りたい。 そんな時、真っ先に思い浮かべるアルバムの一つが、Boozoo Bajouの『Satta』ではないでしょうか。 2001年のリリース当時、ヨーロッパを中心に巻き起こっていた「ダウンテンポ」「ラウンジ…

Alec Empire『Intelligence & Sacrifice』(2001)|デジタル・ハードコアの創始者が放った破壊と知性の2枚組

出典:YouTube 電子音楽の中でも、ここまで“暴力的でありながら美しい”作品はそう多くありません。Alec Empireによる『Intelligence & Sacrifice』は、その代表格とも言えるアルバムです。 本作は2枚組というボリュームの中で、「破壊」と「静寂」という対極…

Sigala『Brighter Days』(2018)|最強のドライブ・ミュージック。ポップ×ハウスの至宝

出典:YouTube 青空の下で聴きたくなるような、開放感あふれるピアノ・ハウス。2010年代後半のダンス・ミュージック・シーンを鮮やかに彩ったのが、Sigala(シガラ)のデビュー・アルバム『Brighter Days』です。 数多くの豪華ボーカリストを迎えながら、ど…

Ry Cooder『Music by Ry Cooder』(1995)|映画音楽で辿るスライドギターの美学

出典:YouTube 「音楽を聴くだけで、砂埃の舞うテキサスの荒野や、夜の湿ったハイウェイが見える」 そんな特異な体験をさせてくれるのが、Ry Cooder の映画音楽です。 本作『Music by Ry Cooder』は、彼が1980年代から90年代にかけて手掛けた数々のサウンド…

DJ Mitsu the Beats『New Awakening』(2003)|静かに心を揺らす、聴くほど沁みるビート集

出典:YouTube 日本のビートミュージック史において、静かに語り継がれる名盤があります。DJ Mitsu the Beatsの『New Awakening』です。 派手な装飾や過剰な演出はないものの、聴く者の感情にじんわりと染み込む音像。日常に溶け込みながらも、確かな存在感…

san holo『bb u ok?』(2021)|心に寄り添う内省的サウンド

出典:YouTube 光り輝くギターの音色と、心の奥底に優しく触れるようなエレクトロニック・サウンド。2021年にリリースされたSan Holo(サン・ホロ)の2ndアルバム『bb u ok?』は、ダンスミュージックという枠組みを超え、聴く者すべてに「大丈夫だよ」と語り…

Talking Heads『Remain in Light』(1980)|アフロ・ビート×ポスト・パンクの革命的名盤

出典:YouTube 1980年、ロック音楽の歴史に「点」ではなく「線」を引いた衝撃作が誕生しました。Talking Heads(トーキング・ヘッズ)が発表した4枚目のアルバム『Remain in Light』です。 アフリカ音楽の複雑なポリリズムと、NYの最先端ニュー・ウェイヴ、B…

Fennesz『Endless Summer』(2001)|デジタル・ノイズが描き出す音響的ノスタルジア

出典:YouTube 音楽の歴史において、「ノイズ」と「美しさ」はしばしば対極にあるものとして語られてきました。しかし、その境界線を曖昧にし、融合させることで新たな音楽的地平を切り開いた作品があります。それが、オーストリアの電子音楽家Fennesz によ…

COCOBAT『I versus I』(1999)|90年代日本ラウド・ロックの異端

出典:YouTube 1990年代後半、日本のラウドロック/ハードコアシーンは大きな進化を遂げていました。その中で独自の存在感を放っていたのが、COCOBATです。 1999年にリリースされた『I versus I』は、彼らのキャリアの中でも特に異彩を放つ作品であり、ミク…

Lost Frequencies『Less Is More』(2016)|日常に溶け込むトロピカル・ハウス

出典:YouTube 心地よいギターの旋律と、耳に残るキャッチーなメロディ。2010年代半ば、EDMシーンに爽やかな風を吹き込んだのが、ベルギー出身の若き才能、Lost Frequencies(ロスト・フリクエンシーズ)です。 デビューアルバム『Less Is More』は、トロピ…

Mouse on Mars『Iaora Tahiti』(1995)|エレクトロニカにおける“ポップな実験”

出典:YouTube 1990年代中盤、エレクトロニック・ミュージックがダンスフロアを飛び出し、より実験的で知的なリスニング体験へと進化を遂げたIDM の黄金時代。その中心地の一つであったドイツから、あまりにも型破りでチャーミングな傑作が届きました。 Mous…

Lauryn Hill『The Miseducation of Lauryn Hill』(1998)|R&B史に残る名盤

出典:YouTube 1990年代R&B/ヒップホップの歴史を語るうえで、決して外すことのできない名盤が、Lauryn Hill(ローリン・ヒル)のソロデビュー作『The Miseducation of Lauryn Hill』です。 本作はリリース当時から圧倒的な評価を受け、グラミー賞でも多数…

Leftfield『Leftism』(1995)|テクノ/ハウス史に残る革新作

出典:YouTube 1990年代のダンスミュージック史において、“アルバムとして聴けるクラブミュージック”の完成形のひとつとされるのが、Leftfield(レフトフィールド)のデビュー作『Leftism』です。 ハウス、テクノ、ダブ、ブレイクビーツを横断しながらも、強…

PJ Harvey『Uh Huh Her』(2004)|ローファイ×内省の名作

出典:YouTube 2000年代初頭、オルタナティブ・ロックは洗練と商業性の間で揺れていました。その中で、あえて“粗さ”や“未完成さ”を武器にした作品があります。それがPJ Harveyによる2004年作『Uh Huh Her』です。 本作は、前作『Stories from the City, Stor…

Jónsi『Go』(2010)|光と躍動に満ちたポスト・ロック

出典:YouTube アイスランド発の幻想的なサウンドで世界を魅了してきたポスト・ロック。その中心にいるのが、Jónsiです。 彼のソロアルバム『Go』(2010年)は、これまでの静謐で内省的な音像とは異なり、圧倒的な躍動感と色彩感覚を持った傑作として知られ…

ART-SCHOOL『PARADISE LOST』(2005)|絶望と美が交差する邦ロック

出典:YouTube 2000年代の日本オルタナティブロックシーンにおいて、強烈な存在感を放ったバンドのひとつが、ART-SCHOOL(アートスクール)です。その中でも、バンドのダークで退廃的な美学が凝縮された作品が、2005年リリースのアルバム『PARADISE LOST』で…

Carl Craig『More Songs About Food and Revolutionary Art』(2007)|デトロイト・テクノの革新を体現した傑作

出典:YouTube デトロイト・テクノの歴史において、Carl Craigは常に「進化」を体現してきた存在です。本作は、彼のキャリアの中でも特に多面的な魅力を持つアルバムで、クラブミュージックとリスニング音楽の境界を軽やかに越えた一枚です。 無機質なビート…

Matmos『A Chance to Cut Is a Chance to Cure』(2001)|『医学的ノイズ』を極上のグルーヴに変えた魔法

出典:YouTube 電子音楽の歴史には、時に「本当にこんな発想があるのか」と驚かされる作品が存在します。その代表例とも言えるのが、Matmosのアルバム『A Chance to Cut Is a Chance to Cure』です。 2001年にリリースされたこの作品は、実際の医療手術の音…

Usher『Confessions』(2004)|2000年代R&B最高峰

出典:YouTube 2000年代のR&Bを語るうえで絶対に外せないアルバムのひとつが、Usherの『Confessions』です。 2004年にリリースされた本作は、R&B・ヒップホップ・ポップの要素を高いレベルで融合し、世界的な大ヒットを記録しました。 「Yeah!」「Burn」「Co…

Machinedrum『Human Energy』(2016)|聴く瞑想、光のビーツ。フットワークの未来形

出典:YouTube 2010年代のエレクトロニック・ミュージックは、ジャンルの境界が急速に曖昧になった時代でした。フットワーク、ベースミュージック、アンビエント、R&Bなどが混ざり合い、これまでにない新しいサウンドが次々と誕生しました。 そんな時代を象…

Butthole Surfers『Weird Revolution』(2001)|サイケデリック×オルタナの怪作

出典:YouTube 1990年代のオルタナティブ・ロックシーンには、グランジやインディー・ロックなど多くの潮流がありました。その中でも、最も異端でカルト的な存在として知られているのが Butthole Surfers です。 2001年にリリースされたアルバム『Weird Revo…

Jazzanova『In Between』(2002)|夜に溶けるクラブ・ジャズ

出典:YouTube 2000年代初頭、クラブミュージックとジャズを融合した「クラブジャズ」や「ニュージャズ」というジャンルが世界中で注目を集めていました。その中心的存在として知られるのが、ドイツ・ベルリンを拠点とする音楽コレクティブ Jazzanova です。…

Adema『Adema』(2001)|ニュー・メタル界屈指の叙情派

出典:YouTube 2000年前後のロックシーンは、ニュー・メタルが世界的に大きな人気を獲得していました。その中心には、Korn や Linkin Park、Limp Bizkit などのバンドが存在し、重厚なギターリフとヒップホップ的リズム、内省的な歌詞を組み合わせた新しいロ…

Kygo『Thrill of the Chase』(2022)|至福の歌声と煌めくビート、トロピカル・ハウス進化系アルバム

出典:YouTube 2010年代以降、EDMはポップミュージックと強く結びつき、世界的な音楽シーンの中心ジャンルの一つになりました。その中でも独自のスタイルで人気を確立したアーティストが、ノルウェー出身のDJ/プロデューサー Kygo です。 ピアノのメロディ…

GusGus『polydistortion』(1997)|90年代エレクトロニカの特異点

出典:YouTube 1990年代後半は、エレクトロニックミュージックがクラブの枠を超え、アルバム作品として大きく評価され始めた時代でした。テクノ、ハウス、トリップホップ、アンビエントなどのジャンルが互いに影響を与えながら、独自のサウンドを持つアーテ…

Chali 2na『Fish Outta Water』(2009)|低音ボイスが魅力のクラシック・ヒップホップ

出典:YouTube 2000年代のヒップホップには、技巧派ラッパーのソロ作が数多く存在します。その中でも、圧倒的な低音ボイスとファンクネスなグルーヴで異彩を放つのが、Chali 2naのソロアルバム『Fish Outta Water』です。 グループ活動で培われたクラシック…

Moderat『Moderat』(2009)|繊細なグリッチから重戦車級のビートへ

出典:YouTube ベルリンのエレクトロニック・ミュージック・シーンが生んだ、21世紀最高のコラボレーション。Modeselektor の破壊的なビートと、Apparat の叙情的な音響が見事に融合したユニットModerat 。 そのセルフタイトルのデビューアルバム『Moderat』…