雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

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Count Bass D『Dwight Spitz』(2002)|アンダーグラウンド・ヒップホップの実験精神

出典:YouTube 音楽史には、時折「誰にも似ていない、しかし誰もが愛さずにはいられない」奇跡的なアルバムが登場します。Count Bass D が2002年に発表した『Dwight Spitz』は、まさにその筆頭に挙げられるべき一枚です。 緻密に編み込まれたサンプリングの…

Clark『Empty the Bones of You』(2003)|暴力性と繊細さが交差するIDM

出典:YouTube 2000年代初頭、エレクトロニカ〜IDMシーンは急速な進化を遂げていました。その中で、ひときわ異質な存在感を放っていたのが、Chris ClarkからClarkへと名義を変える過渡期に放たれた2003年の衝撃作『Empty the Bones of You』。 ノイズ、グリ…

Company Flow『Funcrusher Plus』(1997)|NYアンダーグラウンド・ヒップホップの最深部

出典:YouTube 1990年代後半、ヒップホップはメジャー化と商業化が急速に進み、多くのアーティストがより分かりやすいサウンドへと向かっていました。 そんな流れに対して、真っ向から異議を唱えるように登場したのがCompany Flowの『Funcrusher Plus』です…

COCOBAT『I versus I』(1999)|90年代日本ラウド・ロックの異端

出典:YouTube 1990年代後半、日本のラウドロック/ハードコアシーンは大きな進化を遂げていました。その中で独自の存在感を放っていたのが、COCOBATです。 1999年にリリースされた『I versus I』は、彼らのキャリアの中でも特に異彩を放つ作品であり、ミク…

Carl Craig『More Songs About Food and Revolutionary Art』(2007)|デトロイト・テクノの革新を体現した傑作

出典:YouTube デトロイト・テクノの歴史において、Carl Craigは常に「進化」を体現してきた存在です。本作は、彼のキャリアの中でも特に多面的な魅力を持つアルバムで、クラブミュージックとリスニング音楽の境界を軽やかに越えた一枚です。 無機質なビート…

Chali 2na『Fish Outta Water』(2009)|低音ボイスが魅力のクラシック・ヒップホップ

出典:YouTube 2000年代のヒップホップには、技巧派ラッパーのソロ作が数多く存在します。その中でも、圧倒的な低音ボイスとファンクネスなグルーヴで異彩を放つのが、Chali 2naのソロアルバム『Fish Outta Water』です。 グループ活動で培われたクラシック…

Calvin Harris『18 Months』(2012)|EDM黄金期を決定づけた歴史的アルバム

出典:YouTube 2010年代初頭、世界中のラジオ、クラブ、フェスティバルのメインステージを完全に支配した一枚のアルバムがありました。 Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)が2012年に発表した3rdアルバム『18 Months』。本作は、全英シングルチャートでト…

Charles Webster『From The Hill』(2025)|アフロ×ディープ・ハウスの融合

出典:YouTube ハウス・ミュージックという枠組みを超え、聴く者の魂を深い静寂と優雅なグルーヴへと誘うマエストロ、Charles Webster(チャールズ・ウェブスター)。 彼が2025年に世に送り出した最新作『From The Hill』は、自身の音楽的ルーツと未来への視…

The Crystal Method『Tweekend』(2001)|脳を揺らす重戦車級ビッグ・ビートの衝撃

出典:YouTube 2000年代初頭、クラブミュージックは新たな局面を迎えていました。90年代後半に隆盛を極めたビッグビートは、その攻撃的なブレイクビーツとロック的なエネルギーで世界を席巻しましたが、単なるムーブメントから「成熟した音楽ジャンル」へと…

Common『Like Water for Chocolate』(2000)|ネオ・ソウルとヒップホップが交差した2000年代の金字塔

出典:YouTube 2000年前後のヒップホップは、商業化の加速と同時に「表現としての成熟」が強く求められていた時代でした。派手な成功の裏で、文化や思想、コミュニティを語れる作品は決して多くありません。 そんな中で登場したのが、Commonによる『Like Wat…

CJ Bolland『The Analogue Theatre』(1996)|90年代テクノの到達点

出典:YouTube テクノ黄金期1990年代。数多くの才能が登場し、クラブシーンは世界的に拡大していきました。その中でも、ベルギー出身のアーティスト CJ Bolland は、ハードテクノとエレクトロを横断する革新的な音作りで一気に頭角を現し、ヨーロッパのテク…

Chicago Underground Quartet『Chicago Underground Quartet』(2001)|ポスト・ジャズと電子音が交差する革新作

出典:YouTube シカゴのアヴァンジャズ・シーンは、1990年代後半から2000年代にかけて世界的な注目を集めました。その中心にいたのが、Rob Mazurek、Chad Taylor、Jeff Parkerといった錚々たるメンバーが集う Chicago Underground 系列です。 本作『Chicago …

Cut La Roc『La Roc Rocs』(2000)|ビッグビート/ブレイクビーツの熱狂

出典:YouTube 2000年前後、Fatboy SlimやThe Chemical Brothers、Propellerheadsらが牽引したビッグビート黄金期。その流れの中で、クラブミュージックをもっとも「雑多で自由で、ロック的」な方向に押し広げたのがCut La Rocです。 『La Roc Rocs』は、そ…

Com Truise『Iteration』(2017)|80年代SFの世界観!シンセウェイヴの金字塔

出典:YouTube Com Truise(コム・トゥルース)の2017年作『Iteration』は、シンセウェイヴ/レトロフューチャー・エレクトロニカの代表作として語られる必須アルバムです。 80年代のSF映画、アナログシンセ、退廃的で温かい電子質感――そのすべてが物語性を…

Cut Chemist『The Audience’s Listening』(2006)|ターンテーブリストが挑むサンプリング芸術

出典:YouTube 2006年、世界のDJ/ターンテーブリスト界がどよめいたアルバム──それが Cut Chemist – The Audience’s Listening です。Jurassic 5 の中心メンバーとして、また Ozomatli のDJとして長年活動してきた彼が、自身のアイデンティティである “サン…

Capital Cities『In a Tidal Wave of Mystery』(2013)|ハッピーになれるインディー・ポップのヒット作

出典:YouTube 2013年、ポップミュージックの世界は「EDM黄金期」の真っ只中でした。Avicii、Calvin Harris、Daft Punkなど、クラブミュージックとポップの境界が消えつつあった時代です。 そんな中で突如現れたのが、ロサンゼルスのデュオ Capital Cities(…

Chicane『Behind the Sun』(2000)|夏の夜に聴きたい、エモ・トランスの金字塔

出典:YouTube 海辺で聴きたい音楽、と問われてまず思い浮かぶアーティスト。それが Chicane(シケイン) です。彼の音楽は、トランスのビートを持ちながら、どこか人間的でノスタルジックな温度を帯びています。 2000年リリースの『Behind the Sun』は、そ…

COALTAR OF THE DEEPERS『No Thank You』(2001)|シューゲイザー×デスボイス!ジャンル破壊の轟音

出典:YouTube 2001年5月23日、東京のオルタナティブ・ロック/シューゲイザー・バンド、Coaltar of the Deepers が放ったアルバム『No Thank You』は、彼らのキャリアにおいて“転換点”と呼べる作品です。 メタル的な轟音、ドリームポップ的な浮遊、電子音の…

The Cinematic Orchestra『Every Day』(2002)|映画のようなジャズ・エレクトロニカ

出典:YouTube The Cinematic Orchestraの『Every Day』は、ジャズ、エレクトロニカ、ダウンテンポが融合した“nu-jazz”というジャンルを象徴する名盤です。 感情の深まりを湛えたサウンドスケープと緻密な空間設計により、「映画のような音響」をリアルに具…

Chara『Junior Sweet』(1997)|愛に溢れた永遠のガーリー・ソウル

出典:YouTube 1997年にリリースされたCharaの代表的なアルバム『Junior Sweet』。彼女の音楽キャリアの中でも特に大きな成功を収め、今なお多くのリスナーに愛され続けている作品です。 シングル「やさしい気持ち」のヒットをきっかけに広く知られるように…

Caribou『Honey』(2024)|多幸感溢れるエレクトロ・ポップ

出典:YouTube カナダ出身のミュージシャン、Caribou(本名 Dan Snaith)が2024年10月4日に発表したアルバム『Honey』は、そのダンサブルなアプローチとエレクトロポップへの大胆な転身で話題を呼んでいます。 前作『Suddenly』(2020年)以来、実に約5年ぶ…

Coldcut『Sound Mirrors』(2006)|知的でクールなサンプリング・アート

出典:YouTube Coldcutはイギリスの電子音楽デュオ、Matt BlackとJonathan Moreによって1987年に結成されました。サンプリングを駆使したコラージュ的音楽と、社会性の高いメッセージ性で知られ、Ninja Tuneレーベルの創設者としても有名です。彼らはヒップ…

CVBZ『Don't Call Me』(2021)|エレクトロニック・ポップの意欲作

出典:YouTube 2017年にリリースされた「Don't Call Me」は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするシンガーソングライター/プロデューサーのCVBZ(読み:シーヴィービーズ、本名Sean Jacobs)による代表的なトラックです。 この楽曲は、フューチャーベースや…

Cocco『ブーゲンビリア』(1997)|轟音と絶唱!沖縄の風と痛々しいほどの愛

出典:YouTube 1990年代後半の日本音楽シーンにおいて、独特の存在感を放ったシンガーソングライターが Cocco です。沖縄出身の彼女は、沖縄の自然や文化的背景を反映した独自の歌詞世界と、力強くも繊細なボーカルで注目を集めました。 1997年リリースのフ…

Charli XCX『Brat』(2024)|クラブカルチャーへの愛と革新が詰まったハイパー・ポップ

出典:YouTube Charli XCX(チャーリー・エックスシーエックス)は、2024年6月リリースのアルバム『BRAT』で、クラブ感と正直さを両立させた「BRAT pop」として称賛を浴びました。2020年代のエレクトロポップにおいて彼女は、「ブランディング」「アートフォ…

The Chemical Brothers『Exit Planet Dust』(1995)|ブレイクビーツの破壊力

出典:YouTube 『Exit Planet Dust』は、The Chemical Brothersが90年代UKダンス・シーンにおいて大きな一歩を刻んだデビュー・アルバムで、彼らの“Big Beatサウンド”が初めてアルバム形態で形となった作品です。 クラブ向けのブレイクビーツにサイケデリッ…

The Chainsmokers『Memories...Do Not Open』(2017)|EDMとポップが融合した青春のアンセム

出典:YouTube エレクトロニック・ミュージックの世界において、2010年代後半を象徴するデュオの一組が The Chainsmokers です。彼らの楽曲はポップスとEDMの境界線を溶かし、サブカルチャーとメインストリームを行き来するように大衆の心をつかんできました…