雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

◆M

Me First And The Gimme Gimmes『Take A Break』(2003)|パンク×ミュージカルの完成形

出典:YouTube 「あの名曲が、もしも全速力のパンクロックになったら?」 そんな音楽ファンの妄想を、最高に贅沢なメンバーで、最高に真剣に(かつおふざけ全開で)形にし続けているのがMe First And The Gimme Gimmesです。 単なるネタ作品にとどまらず、演…

Mouse on Mars『Iaora Tahiti』(1995)|エレクトロニカにおける“ポップな実験”

出典:YouTube 1990年代中盤、エレクトロニック・ミュージックがダンスフロアを飛び出し、より実験的で知的なリスニング体験へと進化を遂げたIDM の黄金時代。その中心地の一つであったドイツから、あまりにも型破りでチャーミングな傑作が届きました。 Mous…

Matmos『A Chance to Cut Is a Chance to Cure』(2001)|『医学的ノイズ』を極上のグルーヴに変えた魔法

出典:YouTube 電子音楽の歴史には、時に「本当にこんな発想があるのか」と驚かされる作品が存在します。その代表例とも言えるのが、Matmosのアルバム『A Chance to Cut Is a Chance to Cure』です。 2001年にリリースされたこの作品は、実際の医療手術の音…

Machinedrum『Human Energy』(2016)|聴く瞑想、光のビーツ。フットワークの未来形

出典:YouTube 2010年代のエレクトロニック・ミュージックは、ジャンルの境界が急速に曖昧になった時代でした。フットワーク、ベースミュージック、アンビエント、R&Bなどが混ざり合い、これまでにない新しいサウンドが次々と誕生しました。 そんな時代を象…

Moderat『Moderat』(2009)|繊細なグリッチから重戦車級のビートへ

出典:YouTube ベルリンのエレクトロニック・ミュージック・シーンが生んだ、21世紀最高のコラボレーション。Modeselektor の破壊的なビートと、Apparat の叙情的な音響が見事に融合したユニットModerat 。 そのセルフタイトルのデビューアルバム『Moderat』…

Mice Parade『Bem-Vinda Vontade』(2005)|ポスト・ロックとブラジリアン・リズムが溶け合う名作

出典:YouTube 2000年代インディー・シーンにおいて、ポストロックとワールドミュージックを自然体で融合させた作品として高い評価を受けるのが、Mice Parade の『Bem-Vinda Vontade』(2005年)です。 複雑なアンサンブル、温かみのあるボーカル、ブラジル…

Manic Street Preachers『Know Your Enemy』(2001)|ポリティカル・ロックの真髄

出典:YouTube ウェールズが生んだ孤高のロック・バンド、Manic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ)。 2001年に発表された『Know Your Enemy』は、商業的成功を収めた前作から一転、ラディカルで実験的な方向へと踏み込んだ意欲作で…

My Bloody Valentine『loveless』(1991)|シューゲイザーの完成形と轟音美学

出典:YouTube シューゲイザーというジャンルを定義し、音楽史に「轟音の快楽」という新たなページを刻んだ金字塔。それがMy Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)が1991年に発表した2ndアルバム『loveless』です。 ロック史・オルタナティ…

Massane『By The River』(2023)|心を浄化するメロディック・ハウス

出典:YouTube 現代のダンスミュージック・シーンにおいて、心に深く染み入るような旋律と、自然の息吹を感じさせるオーガニックなサウンドで注目を集めるプロデューサーがいます。 フランス出身のマルチプレイヤーでありプロデューサー、Massane(マサネ)…

Mudvayne『L.D. 50』(2000)|変態的ベースと数学的メタルの衝撃

出典:YouTube 2000年前後のアメリカのヘヴィミュージックシーンは、Nu-Metalを中心に巨大な勢いを持っていました。KoЯn、Slipknot、Deftones、Machine Headといったバンドが重さと内省、エモーションと衝動、構造とカオスを独自に混ぜ合わせ、商業的にも文…

μ-Ziq『Bluff Limbo』(1994)|IDM黎明期を決定づけた美しき狂気と実験精神

出典:YouTube 1990年代前半、テクノはクラブミュージックとしての機能性から離れ、「聴くための電子音楽」へと進化を遂げ始めました。その流れの中で誕生したのがIDM(Intelligent Dance Music)です。 その黎明期において、革新性と音楽性の両方を極めた重…

Masta Ace & Marco Polo『Richmond Hill』(2024)|街の記憶を紡ぐ、至高のブーンバップ

出典:YouTube 2025年に到達した現在のヒップホップシーンは、クラブ/トラップ/ラテン/UKドリル/ハイパーポップなど無数のスタイルが乱立し、“過去”を参照する作品は珍しくない状況です。しかし、そこに真の意味での“成熟”や“語り”が乗ることは意外なほ…

Mogwai『Happy Songs for Happy People』(2003)|静寂と電子音の結晶

出典:YouTube Mogwaiといえば、耳を劈くようなギターの轟音(ウォール・オブ・サウンド)をイメージする方も多いでしょう。しかし、本作『Happy Songs for Happy People』は、それまでの「静から動へ」という極端なカタルシスから一歩踏み出し、より繊細な…

Masters At Work『To Be In Love ’99 Remixes』(1999)|90年代ヴォーカル・ハウスの最高峰

出典:YouTube 1990年代のニューヨーク。ハウスミュージックは世界中に広がり、その中心で輝き続けたのがMasters At Work(MAW)です。Louie Vega と Kenny “Dope” Gonzalez が生み出すソウルフルでラテンの血を感じるハウスサウンドは、クラブカルチャーに…

Methods of Mayhem『Methods of Mayhem』(1999)|ラップ×メタルのカオスな宴

出典:YouTube 1999年という時代は、オルタナロックやグランジが影響力を保ちながら、ラップメタル/ミクスチャーロックが世界的に拡大した瞬間でした。Limp Bizkit、Korn、Slipknot などがメインストリームに躍り出た中、その波に乗る形で登場したのが Meth…

Macy Gray『The Id』(2001)|唯一無二のハスキーボイス!ネオ・ソウル名盤

出典:YouTube 2001年、ソウルとポップ、ファンクの境界を軽やかに飛び越えたアルバムが誕生しました。 Macy Gray(メイシー・グレイ)の『The Id』は、当時のアメリカ音楽シーンにおいて異彩を放った作品であり、R&Bがヒップホップ寄りに傾く中で、“生演奏…

MIYAVI『The Others』(2015)|世界を躍らせるサムライ・ギタリストの挑戦作

出典:YouTube 2015年、MIYAVIが放ったアルバム『The Others』は、彼のキャリアの中でも転換点ともいえる作品です。デビュー当初のヴィジュアル系~ギタリスト期を経て、世界市場を意識した「グローバル・ロック」へと舵を切ったMIYAVIは、この作品でその方…

múm『Yesterday Was Dramatic - Today Is OK』(2005)|北欧エレクトロニカの至宝

出典:YouTube 1990年代末、電子音楽がデジタル技術の発展によって急速に広がり、Aphex TwinやBoards of Canadaといったアーティストたちが「電子音と感情表現の融合」を模索していた時代。そんな中、アイスランドから突如現れたのがmúm(ムーム)でした。 …

MED × Blu × Madlib『The Burgundy』(2013)|最強のドリームチームが贈る西海岸のドープなビート

出典:YouTube 2013年にリリースされた『The Burgundy』は、アンダーグラウンド・ヒップホップの伝説的プロデューサー Madlib と、西海岸のリリシスト Blu、そしてストーン・スロー系のベテランMC MED の3者が組んだ珠玉のコラボEPです。 この作品はアルバム…

Madonna『Ray of Light』(1998)|ポップの女王、アンビエント・テクノへの接近

出典:YouTube ポップ界の女王・マドンナが放った『Ray of Light』は、再生」と「覚醒」をテーマにした、彼女自身の内面変化を音で描いた霊的電子音の旅です。 このアルバムでマドンナは、出産とヨガ、そしてカバラ思想との出会いを経て、従来の挑発的なイメ…

Mousse T.『Where Is The Love』(2018)|極上のグルーヴとヴォーカルが心地良い、ディスコハウス・クラシック

出典:YouTube 2000年代初頭、ヨーロッパのハウス・シーンが一段と成熟していた時代。煌びやかなディスコの復権と、ソウルフルでポップなヴォーカル・ハウスの融合が盛り上がりを見せていた。その中心にいた人物のひとりが、ドイツ出身のDJ/プロデューサー …

Mijk van Dijk『Teamwork』(1999)|硬質でミニマルな音像が印象的なジャーマン・テクノ

出典:YouTube 1999年1月29日リリースの『Teamwork』は、ドイツのベテランDJ/プロデューサーMijk van Dijk(本名:Michael van den Nieuwendijk)が、多彩なアーティストと組んで制作したコラボレーション・アルバムです。 全12トラックはすべて共同制作で…

Mary J. Blige『No More Drama』(2001)|クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルのドラマティックな復活劇

出典:YouTube 1999年にリリースされ、Mary J. Bligeのキャリアの中でも特に重要な作品として知られる『No More Drama』は、R&Bシーンに新たな深みと力強さをもたらしたアルバムです。 彼女のソウルフルな歌声と、感情豊かな歌詞が共鳴し、多くのリスナーに…

Mondays『Unreal』(2016)|シンセポップ×エレクトロが煌めくサウンドスケール

出典:YouTube 澄んだ空気と北欧の柔らかな光を感じさせるポップサウンドで、2020年代にじわじわと注目を集めているスウェーデンのアーティスト、Mondays。彼らの2016年リリースのEP『Unreal』は、4曲14分という短さながら、そのひとつひとつが心の奥をほん…

Mylo『Destroy Rock & Roll』(2004)|2000年代のダンスフロアを支配したエレクトロ・クラッシュの衝撃

出典:YouTube 2000年代初頭のエレクトロニカ/ダンスミュージックシーンにおいて、スコットランド出身のMylo(マイロ)は突如現れた彗星のような存在でした。 2004年にリリースされた『Destroy Rock & Roll』は、インディー感とクラブカルチャーの両方を織…

Massive Attack Vs Mad Professor『No Protection』(1995)|ダブ・ミックスの最高峰!Massive Attackの名盤を極限までチルアウト

出典:YouTube 1990年代中盤、トリップホップというジャンルが世界中で注目を集める中、Massive Attackはその先駆者として知られていました。彼らの楽曲にレゲエ/ダブ界の巨匠 Mad Professor がリミックスを施したのが本作『No Protection』です。 オリジナ…

Marilyn Manson『Mechanical Animals』(1998)|グラム・ロックへの変貌!退廃美とポップネスの融合

出典:YouTube 1998年、Marilyn Mansonがリリースした『Mechanical Animals』は、彼のキャリアにおいてもっとも異質で美しく、中毒性の高い作品です。 前作『Antichrist Superstar』(1996)の攻撃的でカオティックな世界観から一転し、本作ではグラムロック…

MGMT『Oracular Spectacular』(2007)|サイケデリック・ポップ&インディー・ロックの名盤

出典:YouTube 2007年当時、「Time to Pretend」「Electric Feel」「Kids」など、現代ポップとサイケデリックをシームレスに融合したアンセムによって一躍注目を浴びたMGMT。 デビュー作『Oracular Spectacular』は、その“ちょっと不思議で中毒性のある”サウ…

Mossy『Heartbeat / Melodic Sea』(2014)|プログレッシブ・ハウス/チルアウトの意欲作

出典:YouTube ポルトガル・リスボンから登場したMossyは、エモーショナルなコード進行と美しいメロディラインを軸としたプログレッシブ・ハウスで世界中のファンを魅了しています。2014年にリリースしたEP『Heartbeat / Melodic Sea』はその代表作であり、…

Missy Elliott『Under Construction』(2002)|時代を創った女性ラッパー!オールドスクール・ヒップホップの名盤

出典:YouTube 2002年、ヒップホップ界において明確な始まりと終わりが訪れました。AaliyahやLisa “Left Eye” Lopesなどの死を経て、Missy Elliottは『Under Construction』というアルバムで、ヒップホップの「過去」と「未来」を同時に祝福し再構築しました…