雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

エレクトロニカ

Moderat『Moderat』(2009)|繊細なグリッチから重戦車級のビートへ

出典:YouTube ベルリンのエレクトロニック・ミュージック・シーンが生んだ、21世紀最高のコラボレーション。Modeselektor の破壊的なビートと、Apparat の叙情的な音響が見事に融合したユニットModerat 。 そのセルフタイトルのデビューアルバム『Moderat』…

Savath & Savalas『Apropa’t』(2004)|フォークトロニカとラテンの温もりが溶け合う幻想世界

出典:YouTube 2000年代前半のエレクトロニカ/IDMシーンでは、電子音楽にフォークやワールドミュージックを融合させる作品が数多く登場しました。その流れの中で、独特の美しい世界観を持つ作品として評価されているのが Savath & Savalas のアルバム『Apro…

μ-Ziq『Bluff Limbo』(1994)|IDM黎明期を決定づけた美しき狂気と実験精神

出典:YouTube 1990年代前半、テクノはクラブミュージックとしての機能性から離れ、「聴くための電子音楽」へと進化を遂げ始めました。その流れの中で誕生したのがIDM(Intelligent Dance Music)です。 その黎明期において、革新性と音楽性の両方を極めた重…

00110100 01010100『0181』(2017)|現代グリッチ / IDMの深遠な探求

出典:YouTube 2017年にリリースされた00110100 01010100(バイナリコードで「4T」を意味する)のアルバム『0181』は、英国を代表するエレクトロニック・ミュージックの巨匠、Four Tet(フォー・テット、本名:Kieran Hebden)による別名義プロジェクトです…

Björk『Vespertine』(2001)|氷と静寂に包まれた2000年代アート・ポップ

出典:YouTube Björk(ビョーク)の2001年作『Vespertine』は、彼女の長いキャリアの中でも最も繊細で内向的なアルバムとして語り継がれています。 電子音による微細な粒子、極小リズム、透明感のあるストリングス、エモーショナルな声――そのすべてが冬の空…

Fridge『Happiness』(2001)|エレクトロニカと実験音響の結晶

出典:YouTube Fridge の『Happiness』は、ポストロックとエレクトロニカ、アコースティック質感を大胆に混ぜ合わせた、2000年代初期を代表する静謐かつ実験的なアルバムです。金属的な打楽器、グリッチノイズ、アコースティック楽器の生々しい響きが重なり…

Oval『Dok』(1998)|クリック音が織り成すミニマル美学の頂点

出典:YouTube Oval の代表作『Dok』は、1990年代後期のエレクトロニカ/グリッチというジャンルを語る上で欠かせない金字塔の一つです。CDの読み込みエラー音やデジタルの破損ノイズを音楽として取り込むという前衛的アプローチによって、従来の電子音楽の…

808 State『Transmission Suite』(2019)|テクノ・レジェンドの最新進化形

出典:YouTube 2019年にリリースされた808 Stateのアルバム『Transmission Suite』は、彼らにとって実におよそ17年ぶりとなる完全オリジナルアルバムです。クラシック・アシッド/レイヴのレジェンドが、現代テクノの文脈を踏まえつつも、自らの美学を大胆に…

Subway『Subway II』(2009)|チルアウト×ラウンジの極上エレクトロニカ

出典:YouTube 2000年代後半、ダウンテンポ/エレクトロニカの世界では多くの作品がリスニング向けの“心地よさ”へと傾いていきました。そんな中、ヨーロッパのデュオSubwayによる『Subway II』は、同ジャンルの“影の領域”を更新するような存在として静かに注…

Autechre『Amber』(1994)|無機質なのに温かい、IDMの金字塔

出典:YouTube 1994年。テクノとエレクトロニカが分岐し始め、クラブからリスニングへと進化の舵を切った時代。Aphex TwinやThe Black Dogがシーンを牽引するなかで、UKのWarp Recordsから一枚の異形のアルバムが現れました。それが、Autechre(オウテカ)に…

múm『Yesterday Was Dramatic - Today Is OK』(2005)|北欧エレクトロニカの至宝

出典:YouTube 1990年代末、電子音楽がデジタル技術の発展によって急速に広がり、Aphex TwinやBoards of Canadaといったアーティストたちが「電子音と感情表現の融合」を模索していた時代。そんな中、アイスランドから突如現れたのがmúm(ムーム)でした。 …

Anubian Lights『Naz Bar』(2005)|世界のサウンドスケープを体験できる、異形のエレクトロニカ

出典:YouTube 90年代半ば、クラブミュージックとサイケデリック文化の交差点で、ひときわ異彩を放った存在がいました。それが Anubian Lights(アヌビアン・ライツ)。 彼らの音楽は、テクノやアンビエントの枠を超え、アナログ・シンセとファンクのグルー…

Lemon Jelly『'64–’95』(2005)|サンプリングが織りなすダウンテンポの名作

出典:YouTube Lemon Jellyによる3rdスタジオ・アルバム 『’64–’95』 は、「1964年から1995年までに発表された古いレコードをサンプリングする」というユニークなコンセプトを掲げた作品です。 各トラックには「’88」「’68」など、サンプリング元の年がタイ…

Zero 7『Simple Things』(2004)|ダウンテンポの名盤!究極のチルアウト

出典:YouTube Zero 7のデビューアルバム『Simple Things』は、2001年にリリースされ、ダウンテンポ、チルアウト、エレクトロニカのジャンルで高く評価された作品です。 特にSiaやSophie Barkerなどのヴォーカリストとのコラボレーションが話題となり、アル…

Röyksopp『Melody A.M.』(2001)|北欧エレクトロの至宝!氷のような透明感と温かいビート

出典:YouTube 2001年、北欧ノルウェーから登場したエレクトロニック・デュオ、Röyksopp(ロイクソップ)のデビュー・アルバム『Melody A.M.』は、当時のクラブ・ミュージックシーンに鮮烈な印象を与えました。 本作はチルアウトやダウンテンポ、トリップホ…

LFO『Sheath』(2003)|ブリープ・テクノの先駆者!重低音ベースの美学

出典:YouTube ">2003年、Warp RecordsからリリースされたLFOの3rdアルバム『Sheath』は、テクノ史において特異な輝きを放つ作品です。90年代初頭にブリープ・テクノを確立したLFOの名は、エレクトロニック・ミュージックの進化において避けて通れない存在で…

Plaid『Rest Proof Clockwork』(1999)|ポスト・テクノの良心!変拍子と美しいメロディの融合

出典:YouTube IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)という言葉が欧米で定着しつつあった1999年、その最前線にいたアーティストのひとつが Plaid です。 本作『Rest Proof Clockwork』は、複雑なリズムと儚いメロディを緻密に紡ぎつつも、「温度」…

Tosca『Suzuki』(2000)|ウィーン発、大人のダウンテンポ

出典:YouTube ウィーンを拠点に活動するエレクトロニカ・デュオ、Toscaによるセカンドアルバム『Suzuki』は、前作『Opera』(1997)のセクシーかつ 官能的なムードから一転、“禅的”で穏やかな音風景へと向かいました。2000年リリース後、ダウンテンポ/チル…

Moby『Play』(1999)|90年代最後の金字塔!サンプリングの魔法と感動の叙情詩

出典:YouTube 1999年にリリースされたMobyの『Play』は、エレクトロニカの歴史を塗り替えた革命的アルバムです。当時、クラブ限定と思われていた電子音楽に、アメリカ南部の民謡やゴスペル、ブルースの記憶を融合。サンプル文化とダンスビートを交差させる…