雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

ロック

Lifehouse『No Name Face』(2000)|孤独な魂に寄り添う、エモーショナルな旋律の結晶

出典:YouTube 2000年にリリースされた、Lifehouseのデビュー作『No Name Face』。リード曲「Hanging by a Moment」の大ヒットによって世界的に名前が広まりましたが、実はこのアルバムは“ヒット曲の入ったロックアルバム”という枠を軽く超えています。 ポス…

Orgy『Vapor Transmission』(2000)|冷たい電子音に宿る退廃美

出典:YouTube 2000年前後のUSロックシーンを語るうえで、Orgyは特異な存在感を放っています。工業的な電子サウンドとグラム的な美学を融合し、Nu-Metal/Industrialの潮流をポップ寄りに再構築した存在として、当時のオルタナティブ文化とクラブカルチャー…

311『Transistor』(1997)|ジャンルを越境した90年代オルタナの意欲作

出典:YouTube 1990年代半ば、ロック界は「ミクスチャー」の嵐の中にありました。しかし、ネブラスカ州オマハ出身の5人組、311が1997年に提示した答えは、誰も予想しなかったほどに壮大で、実験的でした。 全21曲、収録時間約68分。前作『311 (The Blue Albu…

Tortoise『TNT』(1998)|ポスト・ロック入門ならこの1枚

出典:YouTube Tortoiseの3rdアルバム『TNT』は、ポスト・ロックを「音響工学」と「ジャズ」「エレクトロニカ」「ミニマル」を結びつける方向へ押し広げた決定的作品として語られてきました。 90年代のポスト・ロックは「ギター・バンドの再定義」というイメ…

Mogwai『Happy Songs for Happy People』(2003)|静寂と電子音の結晶

出典:YouTube Mogwaiといえば、耳を劈くようなギターの轟音(ウォール・オブ・サウンド)をイメージする方も多いでしょう。しかし、本作『Happy Songs for Happy People』は、それまでの「静から動へ」という極端なカタルシスから一歩踏み出し、より繊細な…

Sublime『Sublime』(1996)|レゲエ、パンク、スカを融合した西海岸の金字塔

出典:YouTube 1996年にリリースされたSublime(サブライム)のセルフタイトルアルバム『Sublime』は、アメリカ西海岸の音楽シーン、特にオルタナティブ・ロック史における最も重要な作品の一つです。 レゲエ、スカ、パンク、ダブ、ヒップホップ、サーフロッ…

Last Days of April『If You Lose It』(2004)|北欧インディー・エモの隠れた名盤

出典:YouTube 2000年代前半、エモやインディーロックが「内省」と「感情」を真正面から扱い始めた時代に、静かに心を打つ作品が生まれました。 スウェーデンのバンド、Last Days of Aprilが2004年に発表した『If You Lose It』は、派手なサウンドでも流行の…

Primal Scream『Evil Heat』(2002)|ノイズとエレクトロの暴力

出典:YouTube Primal Scream(プライマル・スクリーム)の2002年作『Evil Heat』は、彼らのキャリアの中でも最もダークで攻撃的、電子的な質感の強いアルバムとして位置づけられています。 『XTRMNTR』の過激でノイズ的な政治性を引き継ぎながら、よりクラ…

Boston『Boston』(1976)|70年代後半を席巻!泣きメロの数々

出典:YouTube 1976年、ロック史に残る“奇跡のデビュー作”が誕生しました。Boston のセルフタイトルアルバム『Boston』です。 アメリカンロックの象徴ともいえる伸びやかでメロディックなギター、重厚かつクリアなコーラス、Tom Scholz の天才的なサウンドデ…

Nada Surf『Let Go』(2002)|心に染みる美メロの宝庫!泣けるインディー・ロック

出典:YouTube 2000年代オルタナティブ・ロックを語るうえで欠かすことのできない名盤が、Nada Surf の『Let Go』(2002)です。美しいメロディと少し歪んだギター、胸の奥に刺さるような繊細な歌詞が絶妙に混ざり合い、リスナーの心を静かに揺さぶり続けて…

Puddle of Mudd『Come Clean』 (2001)|ポスト・グランジの名盤

出典:YouTube 2000年代初頭、オルタナティブ・ロックから派生した“ポスト・グランジ”が世界的に大きなムーブメントを巻き起こした時期、その中心にいたバンドの一つがPuddle of Mudd(パドル・オブ・マッド)です。Nirvana や Alice In Chains の系譜を受け…

zilch『3.2.1』(1998)|hideが遺した世界基準の音!インダストリアル・ロックの傑作

出典:YouTube 1998年にリリースされた zilch のデビューアルバム『3.2.1』は、日本ロック史の中でも“異物”として圧倒的な存在感を放ち続ける作品です。本作の真価は、サンプリング、デジタルノイズ、インダストリアル、メタル、ヒップホップ的アプローチが…

Black Rebel Motorcycle Club『B.R.M.C.』(2001)|気怠さと轟音のガレージ・ロック

出典:YouTube 2001年にデビューした Black Rebel Motorcycle Club(以下 BRMC)は、ガレージ・ロック・リバイバルの波の中でも、その暗さ、湿度、ノイズ美学でひときわ異彩を放っていたバンドです。 デビュー作『B.R.M.C.』は、その後のロックシーンを語る…

Asian Dub Foundation『Rafi’s Revenge』(1998)|パンクとバングラの衝撃的融合

出典:YouTube 1998年にリリースされたAsian Dub Foundation(ADF)の『Rafi’s Revenge』は、アジアン・ブレイクビーツの代表作です。ドラムンベース、ダブ、パンク、ヒップホップ、インド古典音楽といった多様なジャンルが有機的に融合し、強烈なうねりと政…

Methods of Mayhem『Methods of Mayhem』(1999)|ラップ×メタルのカオスな宴

出典:YouTube 1999年という時代は、オルタナロックやグランジが影響力を保ちながら、ラップメタル/ミクスチャーロックが世界的に拡大した瞬間でした。Limp Bizkit、Korn、Slipknot などがメインストリームに躍り出た中、その波に乗る形で登場したのが Meth…

The Jon Spencer Blues Explosion『Orange』(1994) |ガレージ・パンクの最高峰

出典:YouTube 1994年、ロックが自己再定義を迫られていた時代に、The Jon Spencer Blues Explosion(ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)は誰も真似できないやり方でその問いに答えました。ブルース、パンク、ガレージ、ファンク──それらを…

LOSALIOS『THE END OF THE BEAUTY』(2003)|圧巻のドラムとグルーヴ!中村達也の爆音実験室

出典:YouTube 日本のロックシーンの中で、LOSALIOS(ロザリオス)ほど特異な存在はそう多くありません。その音楽は、単なるロックでもジャズでもエレクトロでもなく、すべてを飲み込みながらもどこにも属さない。その核にあるのは、中村達也(元BLANKEY JET…

The Stooges『Fun House』(1970)|パンクの原液!イギー・ポップの狂気とサックスの咆哮

出典:YouTube 1970年。ロックがプログレッシヴへ、フォークが内省へと向かう中で、アメリカ中西部からとてつもなく原始的で、危険なサウンドを鳴らすバンドが現れました。 それが、デトロイト出身の The Stooges(ザ・ストゥージズ)。彼らのセカンド・アル…

MIYAVI『The Others』(2015)|世界を躍らせるサムライ・ギタリストの挑戦作

出典:YouTube 2015年、MIYAVIが放ったアルバム『The Others』は、彼のキャリアの中でも転換点ともいえる作品です。デビュー当初のヴィジュアル系~ギタリスト期を経て、世界市場を意識した「グローバル・ロック」へと舵を切ったMIYAVIは、この作品でその方…

Zebrahead『Playmate of the Year』(2000)|ドライブBGMに最適な最強の陽キャ・ロック

出典:YouTube 2000年代初頭、Blink-182 や Sum 41、The Offspring といったバンドが席巻した“ポップパンク黄金期”。その中で、ラップとメロコアを融合した異色の存在として頭角を現した・のが Zebrahead(ゼブラヘッド) です。 彼らの代表作ともいえる『Pl…

Hoobastank『Hoobastank』(2001)|エモ・ロックの真髄

出典:YouTube 2000年代初頭、ポスト・グランジとニューメタルの熱気が渦巻く中で登場したバンド、Hoobastank(フーバスタンク)。 彼らのセルフタイトル・アルバム『Hoobastank』は、当時のロックシーンに新しい風を吹き込んだ作品です。 Linkin ParkやIncu…

COALTAR OF THE DEEPERS『No Thank You』(2001)|シューゲイザー×デスボイス!ジャンル破壊の轟音

出典:YouTube 2001年5月23日、東京のオルタナティブ・ロック/シューゲイザー・バンド、Coaltar of the Deepers が放ったアルバム『No Thank You』は、彼らのキャリアにおいて“転換点”と呼べる作品です。 メタル的な轟音、ドリームポップ的な浮遊、電子音の…

Plastilina Mosh『Juan Manuel』(2000)|メキシコ発、ラテンミクスチャー・ロックの異色作

出典:YouTube 2000年代初頭、音楽シーンは世界規模で“ジャンルの壁”が崩壊していきました。ロックはエレクトロを取り込み、ヒップホップはジャズをサンプリングし、クラブミュージックがポップチャートを席巻する――そんな時代の空気を最も自由に、最も遊び…

Love Psychedelico『THE GREATEST HITS』(2001)|日本語と英語が融合するレトロモダン

出典:YouTube 『THE GREATEST HITS』は、日本の音楽シーンにおいて、一つの時代の幕開けを告げた作品です。 デビューして間もないバンドが、いきなり「GREATEST HITS(最大のヒット曲集)」というタイトルを冠するという大胆不敵なユーモアと自信。このタイ…

『Spawn: The Album』サウンドトラック(1997)|ロック×テクノが融合した歴史的名盤

出典:YouTube 1997年、アメコミ映画『Spawn』の公開と同時に登場したコンピレーション盤『Spawn: The Album』は、当時の音楽シーンにおける“融合”の精神を象徴する異色のサウンドトラックです。 このアルバムは、メタル、ロック、インダストリアル、テクノ…

Dragon Ash『Buzz Songs』(1998)|ミクスチャー・ロックの夜明け

出典:YouTube Dragon Ashのアルバム『Buzz Songs』は、日本のミクスチャーロックシーンの礎を築いた歴史的作品です。 当時の日本の音楽シーンでは、ヒップホップやロック、パンクといったジャンルはまだ明確な境界を持っていましたが、Dragon Ashはそれらの…

LUNA SEA『LUNACY』(2000)|究極のバンドサウンド!終幕前の到達点にして最高傑作

出典:YouTube 2000年、LUNA SEAは日本のロックシーンにおいて絶対的な存在感を示していました。90年代初頭のインディーズ時代からカリスマ的な人気を誇り、1990年代後半には東京ドーム公演や数々のヒット曲でロックシーンのトップに立ちました。そんな中リ…

Goo Goo Dolls『Gutterflower』(2002)|美しいメロディの裏にある激情ロック

出典:YouTube 2002年4月9日にリリースされたGoo Goo Dollsの7枚目のスタジオ・アルバム『Gutterflower』は、前作『Dizzy Up the Girl』に続いて高い評価を得つつも、敬意を集めながらもやや地味という印象を残した一作です。 Billboard 200では自身最高とな…

The Wallflowers『Red Letter Days』(2002)|ルーツロックを受け継ぐ名曲たち

出典:YouTube 2002年にリリースされたThe Wallflowersの『Red Letter Days』は、90年代オルタナティブ・ロックのムーブメントを牽引した彼らが、バンドとしてのキャリアを確立した後に提示した作品です。前作『Breach』での内省的なサウンドから一転し、本…

Nine Inch Nails『The Fragile』(1999)|インダストリアル・ロックの深淵!破壊と構築の2枚組

出典:YouTube 1999年にリリースされたNine Inch Nailsの『The Fragile』は、インダストリアル・ロックの歴史における一つの到達点であり、同時に実験精神とメロディアスな感覚が融合した孤高の作品です。 Trent Reznorが自身の精神的混乱や自己破壊衝動を、…