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Sigala『Brighter Days』(2018)|最強のドライブ・ミュージック。ポップ×ハウスの至宝

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出典:YouTube

青空の下で聴きたくなるような、開放感あふれるピアノ・ハウス。2010年代後半のダンス・ミュージック・シーンを鮮やかに彩ったのが、Sigala(シガラ)のデビュー・アルバム『Brighter Days』です。

数多くの豪華ボーカリストを迎えながら、どの楽曲もキャッチーでポジティブ。トロピカル・ハウスの爽やかさと、UKガラージの躍動感、ポップスとしての高い完成度を兼ね備えた本作は、まさに「聴くサプリメント」とも言える一枚です。

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アーティストについて

Sigala ことBruce Fielder は、イギリス・ノーフォーク出身のDJ、プロデューサー、ピアニストです。

幼少期からクラシック・ピアノを学び、大学でも音楽制作を専攻した彼は、確かな理論的背景に基づいた「キャッチーなメロディ作り」の天才です。2015年、Jackson 5 の「ABC」をサンプリングしたデビュー曲「Easy Love」がいきなり全英1位を獲得し、一躍トップスターの仲間入りを果たしました。

彼の音楽の根底にあるのは、「人々を笑顔にし、踊らせる」という極めてシンプルで力強い情熱です。EDM が時にシリアスに傾倒する中で、彼は一貫して「明るく、楽しく、美しい」サウンドを追求し続けています。

アルバムの特徴・個性

2018年にリリースされた本作は、それまでのヒットシングルを網羅しつつ、新曲を加えた「Sigala サウンド」の集大成です。

  • 「ピアノ」が主役のダンス・ミュージック
    彼のトレードマークである、跳ねるようなピアノのリフが全編をリードしています。電子音だけでなく、生楽器の温かみを感じさせる音作りが特徴です。

  • トロピカルとUKガレージの融合
    Kygo的なトロピカル・ハウスの清涼感と、イギリス伝統のピアノ・ハウスやガレージのビートが絶妙なバランスでミックスされています。

『Brighter Days』全曲レビュー

1. Brighter Days (feat. Paul Janeway)

  • ジャンル: ゴスペル・ハウス / ピアノ・ハウス

  • 特徴: アルバムの幕開けを飾るにふさわしい、圧倒的な開放感に満ちたナンバー。ソウルフルなボーカルと力強いピアノのリフが、聴く者の心に文字通り「明るい日差し」を注ぎ込むような、祝祭的なエネルギーに満ちた一曲。

2. Came Here for Love (with Ella Eyre)

  • ジャンル: トロピカル・ハウス / ダンス・ポップ

  • 特徴: Ella Eyre のパワフルな歌声が、夏を感じさせる軽快なビートの上で躍動する。キャッチーなサビのメロディは一度聴いたら忘れられず、Sigalaのメロディメイカーとしての才能が遺憾なく発揮された代表曲。

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3. Feels Like Home (with Fuse ODG & Sean Paul feat. Kent Jones)

  • ジャンル: ダンスホール / アフロ・ビーツ

  • 特徴: ダンスホール・レゲエの要素を大胆に取り入れた一曲。多国籍なリズムがSigala 流のポップなフィルターを通ることで、フロアを選ばない極上のダンスチューンへと昇華されている。 

4. Just Got Paid (with Ella Eyre & Meghan Trainor feat. French Montana)

  • ジャンル: ファンク・ポップ / ディスコ

  • 特徴: 給料日を祝うというポジティブなテーマを、ファンキーなベースラインで彩っている。Meghan Trainor らの華やかなボーカルが、週末の夜のワクワク感を完璧に表現した一曲。

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5. We Don't Care (with The Vamps)

  • ジャンル: ポップ・ロック / ダンス

  • 特徴: 人気バンド、The Vamps との共作。若さゆえの奔放なエネルギーが、疾走感のあるビートとバンドサウンドの融合によって見事に描き出されている。

6. You Don’t Know Me (with Shaun Frank & Flo Rida feat. Delaney Jane)

  • ジャンル: エレクトロ・ハウス / フューチャー・ハウス

  • 特徴: Flo Rida のダイナミックなラップと、Delaney Jane の透き通る歌声が交差する。Sigala らしいピアノの質感は残しつつも、よりフロアを意識した力強いビルドアップが印象的なトラック。

7. Somebody (with HRVY & Nina Nesbitt)

  • ジャンル: トロピカル・ポップ

  • 特徴: 瑞々しい男女デュエットが、透明感のあるシンセの音色に乗って響く。アルバムの中でも特に爽やかな一曲。

8. Lullaby (with Paloma Faith)

  • ジャンル: ディスコ・ハウス / ダンス・ポップ

  • 特徴: Paloma Faith のハスキーな歌声が、流麗なストリングスとピアノに乗る。洗練された大人のポップ・ミュージックとしての完成度が極めて高い。

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9. Ain’t Giving Up (with Craig David)

  • ジャンル: UKガラージ / トロピカル・ハウス

  • 特徴: UKガラージの貴公子Craig David との共作。Craig David の滑らかなボーカルと、2ステップ調の軽快なビートが抜群の相性を見せる。

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10. What You Waiting For (feat. Kylie Minogue)

  • ジャンル: ディスコ・ポップ

  • 特徴: ポップ・アイコン、Kylie Minogue をフィーチャーした多幸感あふれる一曲。彼女の華やかな存在感と、Sigala のキラキラとしたサウンドが見事に融合しており、祝祭的なムードで彩られている。

11. Sweet Lovin’ (feat. Bryn Christopher)

  • ジャンル: ピアノ・ハウス / トロピカル

  • 特徴: Bryn Christopher のソウルフルなハイトーン・ボイスが炸裂する、世界的なクラブ・ヒット。一度聴いたら忘れられない中毒性の高いリフと、疾走感のあるビートが、永遠に続く夏のような高揚感を演出する。

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12. Revival (with Cheat Codes feat. MAX)

  • ジャンル: エレクトロ・ポップ

  • 特徴: Cheat Codes とMAXを迎えた、現代的なトレンドを感じさせる一曲。緻密なシンセのプログラミングとキャッチーなフックが、アルバムに変化と現代的なエッジを与えている。

13. Give Me Your Love (feat. John Newman & Nile Rodgers)

  • ジャンル: ファンク / ディスコ / ピアノ・ハウス

  • 特徴: John Newman の力強い歌声と、Nile Rodgers のファンク魂が三位一体となる。70年代ディスコを現代のダンスフロアに蘇らせたような贅沢なトラック。

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14. All for Love (feat. Kodaline)

  • ジャンル: ポップ・アンセム

  • 特徴: ロックバンド、Kodaline との異色コラボ。彼らの持つエモーショナルな旋律が、Sigalaのダンスビートによって壮大な広がりを見せる。

15. Say You Do (feat. Imani Williams & DJ Fresh)

  • ジャンル: ドラムンベース / ダンス・ポップ

  • 特徴: DJ Fresh が参加し、ドラムンベースのリズムを取り入れている。高速なビートでありながら、Imani Williams のキュートな歌声によって、非常に聴きやすいポップ・ソングに仕上がっている。

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16. Easy Love

  • ジャンル: サンプリング・ハウス

  • 特徴: Sigala の原点であるデビュー曲。ジャクソン5の「ABC」を現代的に再構築したこの曲が流れるとき、アルバム全体を包むポジティブなエネルギーが最高潮に達し、最高の余韻を残して幕を閉じる。

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こんな人におすすめ!

  • 明るくポジティブな音楽が好きな人

  • 夏のドライブやビーチパーティーのBGMが欲しい人

  • ピアノの音色が活きたダンス・ミュージックが好きな人

  • トロピカル・ハウスが好きな人

  • 聴きやすいEDMを探している人

同じ系統の楽曲・アルバム5選

1. Kygo『Cloud Nine』

トロピカル・ハウスの第一人者であるKygo のデビュー作。ピアノの旋律を重視したスタイルであり、よりゆったりとしたチルアウトなリゾート気分を味わいたいリスナーに最適。

2. Jonas Blue『Blue』

イギリス出身のプロデューサー。ピアノ・ハウスをベースに、キャッチーなゲストボーカルを起用してヒットを量産するスタイルは非常に近く、洗練された都会的なダンス・ポップを楽しめる。

3. Clean Bandit『What Is Love?』

クラシックとダンスを融合させたイギリスのユニット。Sigala が「ピアノ」なら、彼らは「ストリングス」が主役だが、楽器の音色を活かした極上のポップスを作る姿勢において共通の志を感じさせる。

4. Galantis『Pharmacy』

スウェーデン出身のデュオによる、圧倒的な多幸感を誇る名盤。パワフルで色彩豊かなエレクトロ・サウンドで、「聴く人を笑顔にする」というコンセプトを愛するなら必聴。

5. Calvin Harris『Funk Wav Bounces Vol. 1』

ダンス・ミュージックからファンク/ディスコへと大きく舵を切った作品。Sigala のファンキーな楽曲が好きなら、このアルバムの持つヴィンテージなグルーヴも気に入るはず。

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まとめ

『Brighter Days』は、Sigalaの魅力が詰まった、ポップ・ハウスの完成形とも言えるアルバムです。

どの楽曲もキャッチーで聴きやすく、日常を明るく彩ってくれる力を持っています。激しさよりも“幸福感”を重視したサウンドは、幅広いリスナーに支持される理由そのものです。

気分を上げたいとき、夏を感じたいとき、前向きになりたいとき――そんな瞬間にぴったりの一枚です。ぜひ一度、じっくりと聴いてみてください。