雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

テクノ

Carl Craig『More Songs About Food and Revolutionary Art』(2007)|デトロイト・テクノの革新を体現した傑作

出典:YouTube デトロイト・テクノの歴史において、Carl Craigは常に「進化」を体現してきた存在です。本作は、彼のキャリアの中でも特に多面的な魅力を持つアルバムで、クラブミュージックとリスニング音楽の境界を軽やかに越えた一枚です。 無機質なビート…

Lusine『Sensorimotor』(2017)|感覚と身体を同期させるIDM/アンビエント・テクノの傑作

出典:YouTube 電子音楽は時代とともに進化し、「踊る音楽」から「聴き込む音楽」、さらには「身体で感じる音楽」へと領域を拡張してきました。その到達点のひとつとして語られるべき作品が、Lusine(ルーサイン)の『Sensorimotor』(2017)です。 本作は、…

The Crystal Method『Tweekend』(2001)|脳を揺らす重戦車級ビッグ・ビートの衝撃

出典:YouTube 2000年代初頭、クラブミュージックは新たな局面を迎えていました。90年代後半に隆盛を極めたビッグビートは、その攻撃的なブレイクビーツとロック的なエネルギーで世界を席巻しましたが、単なるムーブメントから「成熟した音楽ジャンル」へと…

『CLIMAX』サウンドトラック(2020)|ディスコからテクノまで狂気のプレイリスト

出典:YouTube 映画と音楽の関係は常に密接ですが、その中でも「音楽そのものが物語の構造を支配している」作品は決して多くありません。その代表例が、CLIMAXのオリジナル・サウンドトラックです。 本作のサウンドトラックは映画の精神状態そのものを音とし…

Sandwell District『Feed Forward』(2023)|ミニマル・テクノの歴史的極致

出典:YouTube テクノは「進化」を語る音楽である一方、その本質は反復にあります。Sandwell Districtの『Feed Forward』は、その反復が過去をなぞるためではなく、未来を生成するために使われたアルバムです。 2023年、長い沈黙を経て発表された本作は、00…

CJ Bolland『The Analogue Theatre』(1996)|90年代テクノの到達点

出典:YouTube テクノ黄金期1990年代。数多くの才能が登場し、クラブシーンは世界的に拡大していきました。その中でも、ベルギー出身のアーティスト CJ Bolland は、ハードテクノとエレクトロを横断する革新的な音作りで一気に頭角を現し、ヨーロッパのテク…

砂原良徳『Take Off and Landing』(1998)|現代テクノ・アンビエントの快作

出典:YouTube 1990年代から日本のエレクトロニック・ミュージックシーンを牽引してきた砂原良徳は、電気グルーヴでの活動と並行して、ソロアーティストとして一貫してテクノ、アンビエント、ミニマルといったジャンルを探求してきました。 彼の作品群は、電…

The Future Sound of London『From The Archives Vol.7』(2012)|アンビエント・テクノの深遠な探求

出典:YouTube The Future Sound of London(FSOL)のアーカイブシリーズ第7弾である『From The Archives Vol.7』は、アンビエント~エレクトロニカの歴史を塗り替えてきた2人組が残した膨大な未発表音源群から、さらに厳選された深淵的作品集です。 シリー…

Cut La Roc『La Roc Rocs』(2000)|ビッグビート/ブレイクビーツの熱狂

出典:YouTube 2000年前後、Fatboy SlimやThe Chemical Brothers、Propellerheadsらが牽引したビッグビート黄金期。その流れの中で、クラブミュージックをもっとも「雑多で自由で、ロック的」な方向に押し広げたのがCut La Rocです。 『La Roc Rocs』は、そ…

Speedy J『Ginger』(1993)|90年代IDM/アンビエント・テクノの源流

出典:YouTube Speedy J の『Ginger』は、1993年にWarp Recordsからリリースされたアンビエントテクノ史の重要作です。いわゆる“Artificial Intelligence シリーズ”の一角として位置づけられ、Aphex Twin、Autechre、Black Dog Productionsらとともに、クラ…

Derrick May『Innovator』(1991)|デトロイト・テクノの起源と進化

出典:YouTube デトロイト・テクノという言葉を耳にしたことがある人なら、Derrick May(デリック・メイ)の名を知らないことはまずありません。『Innovator』は彼が1980年代後半〜90年代にかけて発表したシングル群をまとめたコンピレーションですが、その…

Mijk van Dijk『Teamwork』(1999)|硬質でミニマルな音像が印象的なジャーマン・テクノ

出典:YouTube 1999年1月29日リリースの『Teamwork』は、ドイツのベテランDJ/プロデューサーMijk van Dijk(本名:Michael van den Nieuwendijk)が、多彩なアーティストと組んで制作したコラボレーション・アルバムです。 全12トラックはすべて共同制作で…

Overseer『Superconductor』(2019)|映画・CM常連のビッグビート!ドライブで聴きたい重厚リフ

出典:YouTube Overseer(本名 Robert George Howes)は、90年代末から活動を続けている英国のエレクトロニック・プロデューサーで、ブレイクビーツとビッグビートを中核とするサウンドで知られています。 本作『Superconductor EP』(2019)は、かつてプロ…

Underworld『Dubnobasswithmyheadman』(1994)|テクノ史を変えた詩的傑作

出典:YouTube 夜明けのクラブで、あるいは孤独な深夜のドライブで、このアルバムは常に私たちの心を揺さぶります。Karl Hydeの抽象的で詩的なボーカル、Rick SmithとDarren Emersonの生み出すミニマルかつパワフルなトラックは、深い感情と内省を呼び起こす…

Jimmy Edgar『Color Strip』(2006)|デトロイト発、ファンクなエレクトロ

出典:YouTube 2006年、Warp RecordsからリリースされたJimmy Edgarの『Color Strip』は、グリッチホップ、エレクトロ、R&B、テクノを縫い合わせた、ジャンル横断的かつ未来的なサウンドで、多くの音楽ファンに衝撃を与えました。 光沢あるファンクネスとセ…

Fatboy Slim『Better Living Through Chemistry』(1996)|ビッグビートの衝撃!90年代の熱狂再び

出典:YouTube ">1996年にリリースされたFatboy Slimのデビュー・アルバム『Better Living Through Chemistry』は、ビッグビートの流れを決定づけた一枚として現在でも語り継がれています。 ">エレクトロニック・ミュージックがクラブシーンからメインストリ…

Aphex Twin『Selected Ambient Works 85‑92』(1992)|アンビエント・テクノの聖典

出典:YouTube 『Selected Ambient Works 85‑92』は、Richard D. James、通称Aphex Twinの初スタジオアルバムとして1992年にリリースされ、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)やアンビエント・テクノの礎となった記念碑的作品です。 彼が13歳か…

Orbital『The Altogether』(2001)|知的テクノの極み

出典:YouTube 2001年前後のエレクトロニック・ミュージック界は、90年代ラヴ・カルチャーの終焉とともに新たなポストレイヴの時代へと移り変わりつつありました。 そんな中、UKテクノ界を代表する兄弟ユニット、Orbitalが送り出した『The Altogether』は、…

Laurent Garnier『30』(1997)|ダンスミュージック史に刻まれたフレンチ・テクノの金字塔

出典:YouTube フランスの伝説的DJ/プロデューサー、Laurent Garnierが30歳の節目に制作した1997年リリースの2ndアルバム『30』は、彼の“ダンス音楽探求のターニングポイント”として知られます。 タイトルにはキャリア10周年と自身の年齢を重ねる意味が込め…

The Chemical Brothers『Exit Planet Dust』(1995)|ブレイクビーツの破壊力

出典:YouTube 『Exit Planet Dust』は、The Chemical Brothersが90年代UKダンス・シーンにおいて大きな一歩を刻んだデビュー・アルバムで、彼らの“Big Beatサウンド”が初めてアルバム形態で形となった作品です。 クラブ向けのブレイクビーツにサイケデリッ…

The Prodigy『The Fat Of The Land』(1997)|90sデジ・ロックの最高峰

出典:YouTube 『The Fat of the Land』は、The Prodigyが1997年にリリースした3枚目のスタジオアルバムで、UKおよび米ビルボードで1位を獲得。発売直後に英国史上最速で売れたダンスアルバムの記録を樹立し、全世界で1000万枚以上を売り上げた名作です。 そ…

『Run Lola Run』サウンドトラック(1998)|テンションが上がるジャーマン・テクノの名曲たち

出典:YouTube 映画『Run Lola Run』は、恋人を助けるためにベルリンの街をローラがひたすら走り回 1998年、ドイツ映画界に突如現れた疾走感あふれる作品『Run Lola Run(原題:Lola rennt/邦題:ラン・ローラ・ラン)』は、その革新的な映像構成と並行して…