雑食音楽遍歴

徒然なるままに あの頃好きだった曲、今も聴いている曲を紹介します

ジャズ

The James Taylor Quartet『In The Hand Of The Inevitable』(1995)|ハモンドオルガン炸裂!90年代UKアシッド・ジャズの到達点

出典:YouTube 1990年代、クラブカルチャーとジャズが融合し、新たな音楽潮流として誕生した「アシッドジャズ」。そのムーブメントの中心にいたのが、The James Taylor Quartetです。 その中でも1995年にリリースされた『In The Hand Of The Inevitable』は…

Bonobo『Black Sands』(2010)|至高のダウンテンポが誘う静謐なる旅

出典:YouTube 2010年前後、エレクトロニック・ミュージックはクラブ志向とリスニング志向の二極化が進んでいました。EDMが巨大化していく一方で、自宅でじっくり聴くための電子音楽、いわゆる“チルアウト”“ダウンテンポ”“ポスト・トリップホップ”と呼ばれる…

Fela Kuti『The Best of the Black President』(1999)|アフロビートの革命を体感する決定版

出典:YouTube Fela Kuti 。人々は彼を「ブラック・プレジデント(黒い大統領)」と呼びました。彼は単なるミュージシャンではなく、音楽を武器に軍事政権と戦い、民衆の声を代弁した革命家でした。 本作『The Best of the Black President』は、彼の音楽が…

John Scofield『A Go Go』(1998)|ジャズ・ファンクが到達した最高峰のグルーヴ

出典:YouTube 1998年にリリースされたJohn Scofieldのアルバム『A Go Go』は、ジャズ・ギターの歴史において一つの転換点となった作品です。 彼は、伝統的なジャズのボキャブラリーと、ブルース、ファンクといったルーツ・ミュージックを融合させる独自のス…

Isotope 217°『Utonian Automatic』(1999)|シカゴ発・未来派ポストロックの異形マスターピース

出典:YouTube 1990年代後半、アメリカのシカゴでは音楽の境界線が次々と塗り替えられていました。ロック、ジャズ、エレクトロニカ、ヒップホップ。それらを解体し、全く新しい響きとして再構築する「シカゴ音響派」と呼ばれるムーブメントの渦中に、Isotope…

Chicago Underground Quartet『Chicago Underground Quartet』(2001)|ポスト・ジャズと電子音が交差する革新作

出典:YouTube シカゴのアヴァンジャズ・シーンは、1990年代後半から2000年代にかけて世界的な注目を集めました。その中心にいたのが、Rob Mazurek、Chad Taylor、Jeff Parkerといった錚々たるメンバーが集う Chicago Underground 系列です。 本作『Chicago …

Hailu Mergia『Lala Belu』(2018)|蘇ったエチオピアン・ジャズの至宝

出典:YouTube Hailu Mergia(ハイル・メルギア)は、エチオピア音楽の伝説的キーボーディストであり、長らくワシントンD.C.でタクシードライバーとして働きながらも音楽活動を続けてきた稀有な存在です。2010年代に入って再評価が進むと、彼の過去作は世界…

The Dining Rooms『Tre』(2003)|イタリア発、映画的な音世界が広がるポスト・ロック&ジャズ

出典:YouTube ミラノ発のダウンテンポ/ジャジー・エレクトロニカ・デュオ、The Dining Roomsが2003年に発表した3rdアルバム『Tre』。 本作はヨーロッパのアンダーグラウンド・クラブシーンでも高く評価され、洗練されたジャズ、抽象的なエレクトロニカ、映…

9 Lazy 9『Jam 9』(2024)|極上のジャズ・ビートが心地よいチルアウト

出典:YouTube イタリア出身のダウテンポ/アシッドジャズ・ユニットとして90年代から活動を続けてきた 9 Lazy 9。彼らの音楽は、スモーキーなビート、アコースティック楽器の温もり、映画的なサウンドスケープが溶け合う独特の世界観を持っています。 2024…

Incognito『No Time Like The Future』(1999)|アシッド・ジャズ黄金期の名作

出典:YouTube イギリスのアシッドジャズ/ソウル・コレクティブとして30年以上にわたり世界を魅了し続けるIncognito。1990年代後半は彼らの円熟期とも言える時期で、アシッドジャズというジャンルがクラブシーンとソウルの間を華やかに彩っていたタイミング…

A Forest Mighty Black『Mellowdramatic』(1997)|ドイツ発メロウ・グルーヴ!90年代の極上ラウンジ音楽

出典:YouTube ドイツのレーベルCompost Recordsが輩出したアーティストの中でも、とりわけ“ジャジーかつメロウ”という美学を象徴する存在がA Forest Mighty Blackです。 1997年に発表された『Mellowdramatic』は、アシッドジャズ、ダウンテンポ、トリップホ…

Soulive『Next』(2002)|ジャズ・ファンクの進化形

出典:YouTube 2002年、ジャズとソウル、ファンクを新しい世代の耳で再定義した1枚が登場しました。それが、Soulive(ソウライヴ)『Next』です。 伝統的なオルガン・トリオのフォーマットを軸にしながらも、ヒップホップやR&Bの文脈をナチュラルに吸収し、…

黒田卓也『Fly Moon Die Soon』(2020)|NY発、ジャズの最前線!現代トランペットの名盤

出典:YouTube 2020年、世界が混沌の渦中にあったその年に、ニューヨークを拠点に活動するジャズトランぺッター・黒田卓也は、『Fly Moon Die Soon』というタイトルのアルバムを世に放ちました。タイトルに含まれる「Fly(飛ぶ)」「Moon(月)」「Die Soon…

The Cinematic Orchestra『Every Day』(2002)|映画のようなジャズ・エレクトロニカ

出典:YouTube The Cinematic Orchestraの『Every Day』は、ジャズ、エレクトロニカ、ダウンテンポが融合した“nu-jazz”というジャンルを象徴する名盤です。 感情の深まりを湛えたサウンドスケープと緻密な空間設計により、「映画のような音響」をリアルに具…

GoGo Penguin『A Humdrum Star』(2018)|ピアノ・トリオの革新!ジャズとエレクトロニカの融合

出典:YouTube イングランド・マンチェスター発のピアノ・トリオ、GoGo Penguin(ゴーゴー・ペンギン)が2018年2月に発表した4thアルバム『A Humdrum Star』は、Blue Note Recordsからのリリースとして話題を呼びました。 本作は、ミニマリズムとエレクトロ…

Nuyorican Soul『Nuyorican Soul』(1997)|大人のための極上グルーヴ!ラテン×ハウス×ジャズの結晶

出典:YouTube 1997年にリリースされた Nuyorican Soul のセルフタイトル・アルバムは、音楽界におけるジャンルの垣根を軽々と飛び越えた、ある種の“音楽的結婚式”のような一枚です。 プロデューサーの Little Louie Vega と Kenny "Dope" Gonzalez(通称 Ma…

Jazztronik『七色』(2004)|クラブ・ジャズのパイオニア!洗練された和製クロスオーバーの傑作

出典:YouTube クラブジャズやハウスを軸にしつつ、ジャズ、ラテン、ソウル、クラシックなど多彩な音楽要素を織り交ぜて活動してきたプロデューサー/ピアニスト、Jazztronik(ジャズトロニック/野崎良太)。その作品群はクラブミュージックの現場でもリス…

DJ Food『Jazz Brakes Volume 4』(1993)|DJクルー発、サンプリング・グルーヴの教科書

出典:YouTube DJ Foodの『Jazz Brakes Volume 4』は、1993年にリリースされた、ジャズ、ファンク、ブレイクビート中心のミックスアルバムです。ヌルージーなループ、ドラムブレイク、スクラッチ、スタイルの自由なミックスで構成されており、当時のDJ/ブレ…

Norah Jones『Come Away with Me』(2002)|癒やしのジャズ・ポップ

出典:YouTube 発売されるやいなや世界中で大ヒットを記録し、第45回グラミー賞では「最優秀アルバ音楽は、時に心のざわめきを鎮め、時に思い出を蘇らせてくれます。中でも、静かなジャズのように寄り添ってくれる作品は、人生のさまざまな瞬間に寄り添って…

Prince『The Rainbow Children』(2001)|Princeの異色作!ジャズ、ファンク、信仰の融合

出典:YouTube 2001年にリリースされた Prince『The Rainbow Children』 は、彼のキャリアの中でも特異なアルバムとして知られています。ジャズ、ファンク、R&Bを軸に、宗教的・精神的テーマを大胆に取り入れたコンセプチュアルアルバムです。 この作品は、…

4hero『Creating Patterns』(2001)|進化したブレイクビーツの傑作!ジャズとドラムンベースの融合

出典:YouTube 2001年。エレクトロニカやネオソウルが成熟し、デジタルとオーガニックの境界が曖昧になっていく時代。そんな流れの中で、UKのドラムンベース・デュオ 4hero(フォーヒーロー) が放ったアルバム『Creating Patterns』は、ジャンルを超えた“音…

Medeski Martin & Wood『Uninvisible』(2002)|ニューヨーク・ジャムバンドの雄!ジャズとファンクの境界線を超えた名盤

出典:YouTube Medeski Martin & Wood(以下MMW)は、ニューヨークを拠点に活動する前衛的なジャズ・トリオです。90年代初頭から活動をスタートし、ジャズの枠にとらわれない自由なアプローチで数々のアルバムをリリースしてきました。ピアノやオルガンを駆…